親知らずを抜いた後がまだ痛くてバファリンを飲んでいるせいか、日中眠い。
外で本読みながら、夏休みが始まったと思われる子供たちの騒ぎ声を子守歌にうつらうつら・・。
さて、先週親知らずを抜いた際に、「虫歯もあるから、次回治療するからちゃんと来てね!」と歯医者さんにちゃきちゃきと言われて、歯医者に行ってきました。
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今回知ったんですが、アメリカの歯医者って、アジアのオープンマーケットなみに、“価格交渉も楽しみながらお買い物~”みたいなんですね。
前回、16か所のレントゲンと、クリーニングと、親知らずを抜くのすべてセットで128ドルと事前に周りに聞いていたよりずーーーーっと安かったんです。
なんで、「次回、虫歯の治療をしましょう。」と言われて、「この分だと、虫歯の治療もそんなに高くないだろう」という甘すぎる想像をしてしまい、費用を聞きませんでした・・・。
前日夜に歯医者から直々にショートメッセージが怒涛のように送られてきた
朝9時30分からの予約だったのですが、前日の23時過ぎに歯医者さんからテキストメッセージで、“明日9時30分にお待ちしてます“と。
その10秒後に、“10時にして”。
その30秒後に、“やっぱり、10時30分でもいいかしら?アシスタントが、娘の卒業式で出社が遅くなるの”という怒涛の、なんともきさくなメッセージが歯医者さんから直々に送られてきました。
歯医者の後、め~ずらしく友達とランチする予定だったのですが、まあ10時30分ならぎりぎり間に合うかな、と思い、OKしました。
さすがアメリカ 虫歯1本の治療費が350ドル(約36,000円)!高い!
歯医者に到着すると、先生が待ち構えていて、「さ、こっちへ。」とてきぱきとブースに連れて行かれました。
治療する箇所のレントゲンを見せてもらいながら、かぶせものの中が虫歯になっているから、外して、中を治療して、新しいかぶせものを作るという流れ。
おおっと、かぶせもの作る?!そんな本格的な治療が必要だとは思ってなかった・・・。やばい!
「い、いくらですか?」といきおいこんで聞くと、歯医者さんが調べてくれて、(アシスタントがいないので、すべて歯医者さんがやってます)「350ドル。分割払いで大丈夫よ~。」と。
350ドル!高い!!ぽんと出せるお金ではない・・・・・。
いま、痛くないし。
歯医者さんに同情されて200ドル割引してもらえた・・・
「350ドルは、出せないので、治療は結構です。仕事を始めてから、来ます」
「え、豆子は先生の仕事してるんでしょう?」
「パートタイムなので、それだけでは350ドルも歯に払えません。」
「・・・・。そう・・。」30秒位、しんみりと同情モードだった先生。
「よし、でも、私はこの歯を治療したいわ。ほうっておかない方がいいのよ、この虫歯。150ドルだったら、払える?」と友達のように肩に手を置いて話しかけてくる先生。
150ドルでも高いんだけど~、でも、アメリカでの治療にしては破格な気がするので、
「え!ありがとうございます!150ドルなら、出せます~。」ということで、治療してもらうことになりました。
なんともエネルギッシュな歯医者さんに心あたたまる
その代わりかなんなのか、見習いの歯医者さん男女2人のトレーニングをかねて、という感じになりました。
歯医者さん、2人に治療の説明と指示をバンバンだしながら、その合間に大きな声で雑談するスタイルは相変わらず。
「ボーイフレンドが今機嫌悪くて。土曜日に私が働いていることに怒ってるのよ。でも、これが私の仕事なのよ!仕方ないと思わない?」とか、歯を削られてる最中に大声で話しかけられても、なんとも返答できん!
しまいには、かかってる音楽に合わせて歌い始めました。
「この歌大好きなのよ~ コンサート行きたいのよね~。」
見習い2人が真剣に歯医者さんの治療する様子を凝視しているのにも関わらず、「豆子は日本語を教えているのよ!私も日本語を勉強したいわ。いつか日本に行ってみたいって思っているのよ。」とか、完全に雑談状態に。
これに関しては、心の中で、「いつでも日本語教えてあげますよ~今回の200ドル割引してくれたお礼に。」とつぶやきました。
人間味あふれまくりの歯医者さん。
少なくとも親知らずの抜きっぷりは最高でしたので、せめてもの恩返し(?)に、知り合いと夫に、ぜひこの歯医者に行くようおすすめしときました。
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